★西宮駅構内で事故があると滋賀県内の車内は"すし詰め"状態になるのはなぜ?
先日大阪に行く用事でJRを待っていましたら、こんな放送が。
『先ほど西宮駅構内で事故が起こりました関係で、新快速の運転を取りやめております。』
頭の中が「???」となりました。
関西の地理をご存じない方に説明しますと、
●JR西日本の関西地区の中心ターミナルは大阪駅である。
●西宮駅は、大阪より西側(兵庫県)である。(約15分。)
●滋賀県は、大阪より東側である。(大津で30分くらい。米原はさらに50分程度かかる。)
●滋賀県は、京都のさらに先である。
つまり、『大阪に行こうとしているときに、大阪から西側で起こった事故のため、東側の列車が運休になった』ということです。
その結果、滋賀県内から京都駅まで、すし詰め(立っている人の半数くらいが手すりを持つことができない状態)となりました。
休日の昼間だったものですから、普段満員電車に乗ることが少ない方が多く、乗降車がぎこちなく、車両が揺れると人波がウェーブしていました。特に年配の方がとても気の毒だったです。
ところが驚いたことに、京都に着くと大半の人が降りて、ほとんど問題のないレベルまで人数が少なくなりました。
「これじゃ大阪の指令所じゃ気がついてくれないな」と思いました。
大阪折り返しの列車を運行するとか、もっと融通を利かせてもらえないものでしょうか?
★神戸方面で事故があると滋賀県に帰れなくなるのはなぜ?
さらにもう少し前。大阪で帰宅のためにJRを待っていましたら、こんな放送が。
『先ほど神戸駅構内で事故が起こりました関係で、神戸方面、京都方面ともに運転を取りやめております。振替輸送をいたしておりますので、駅員までお申し出ください。』
またまた、
頭の中が「???」となりました。
この場合、振替輸送されても京都までしか行けませんので、滋賀県には帰れないのです。
このときは、ひたすら開通するまで待ちました。
京都まで乗車する方は先に行かれたので、比較的空いていたのが幸いでした。
ここでも、融通を利かせてもらえたらなあ、と思いました。
★米原での待ち時間が長くなった
これは事故の話ではありません。
昨年より、琵琶湖を取り囲むJR線のすべてが電化されたことを機会に、大阪方面からの新快速が伸延されました。これまでの長浜に代わって、福井県の敦賀まで新快速が運転されています。
「乗り換えなしで福井まで」がキャッチフレーズでした。
実際に乗ってみますと、確かに乗り換えはありません。
しかし、新幹線も停車する
米原駅での停車時間が極端に伸びました。
今正確な数字は覚えていませんが、20~30分も停車していたように記憶しています。
決して米原から福井県方面に向かう路線が単線というわけではなく、普通に複線です。
「これでは、便利になったのか、不便になったのか、わからないなあ」と思ったことを思い出しました。
観光のために乗車されている方にとっては待ち時間も楽しいものだと思いますが、日常生活で乗車している者にとってはイライラの元ですよね。
そんなこんなで、JRを利用していて、
『ダイヤを作っている方や運行している方にとっては、滋賀県には注意が向いていないなあ』
という感じです。
皆さんはどのように思われていますか?
(2007.10.12)
「事故」に統一しました。